日 時 | 平成23年9月3日(土)14:00~15:30 |
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場 所 | 名古屋学芸大学 512教室 |
テーマ | 『オゾン漂白技術と新たなビジネスモデルについて』 |
講 師 | 大和染工(株) 代表取締役社長 青野 茂則氏 | 参加者 | 29名 |
染色の前工程である精錬漂白では大量の塩素や過酸化水素などの化学薬品を使い、多くのエネルギーを消費するが、愛媛大学との産学協同を進めるうちにオゾン漂白すれば環境に優しく、しかも風合いなどの点でも優れた製品ができることがわかった。1000回を超えるテストを繰り返し、オゾン漂白に最適なオゾン水の量、オゾン濃度、処理時間を見つけ出し、実用化した。
日本では今治の大和染工㈱に導入して4年になる。中国江蘇省南通地区にある同社合弁工場にも導入した。ロシアにも合弁工場がある。
青野社長は旺盛な好奇心を持って企業経営にあたり、地域に縮こまらず、世界を視野に活動している。利益を追求しながら、社会に対する責任も果たしていこうとする姿勢は業界に勇気を与えてくれる。