日 時 | 平成23年7月9日(土)14:00~16:00 |
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場 所 | 名古屋学芸大学 523教室 |
テーマ | 『取扱い絵表示規格の改正について』 |
講 師 | (社)繊維評価技術協議会 技術顧問 片岡 章氏 | 参加者 | 47名 |
取扱い絵表示の世界統一規格が20年以上の議論、検討の末漸く合意に達し、決着も近い。合意に基づき、日本でもJISとの整合化に向けた経産省の委員会が発足し、3年以内に結論をまとめるという。しかし、まだ課題も多い。試験機や試験法が統一されていない、家庭用洗濯機も国により構造や洗濯力が異なる、国内のこれまでの絵表示は望まれる取扱いを示す指示情報であったのに対し、整合化後は取扱いの上限を示す上限情報になる、クリーニング業者等プロフェッショナルな取扱いが別表記になり、タンブル乾燥やウエットクリーニングマークができるなど、これまでの考え方となじまない点も多く対応は容易でない。これらの課題を克服するために繊技協としてはできる限り多くの業界関係者の意見を聞き、取りまとめたい。
業界にとって大きな影響のあることなので、私たちも国が決めるのを待つのでなく、意見を反映させるべくどしどし上げていきたいと思う。