28年度

平成28年度 繊維製品品質研究会

日 時 平成29年2月18日(土)  13:30 ~17:00 
会 場 福井県坂井市『長畝(のうね)コミュニティセンター』 2階大会議室
内 容 ①『衣料品についての国内法規制』        
 講師:(一財)カケンテストセンター 北陸検査所 土田 憲史 氏     
②『クリーニングの事故事例について』   
 講師:㈱大 軌 副社長 斉藤 幸子 氏 (TES会西日本支部幹事)
参加者 59名

内 容

土田氏は 現在、施行されている衣料品に関連する国内法について順次 解説された。[家庭用品品質表示法] 同じ素材でも幾通りかの表示が可能な指定用語、混用率との関係や特例など[はっすい性表示] 試験の確認が前提である点 [原産国表示] 衣料品は縫製した国であるなどを説明[不当表示] 優良誤認や有利誤認、課徴金制度について[薬機法]抗菌マークの違反例 [PL法] 針混入の事例等 [有害物質含有規制] 芳香族アミンの例 などを示された。

斉藤氏
は クリーニング業者は従来からの弱い立場を克服するには、学習・理論武装が大事、特に各種繊維製品の物性や染色性とクリーニング諸条件との関連が重要であると強調された。事故事例では、綿/PUの婦人パンツの水系洗濯での婦人パンツの白化例、Tシャツの堅牢度の悪い刺繍糸による色汚染、綿プリント品の湿熱による色泣き、ポリエステル//綿シャツの分散染料の高温プレスによる退色の例などが示された。